上級日本語01 海外で活躍するボランティア青年たち

Contributor:零尾河童 Type:日文 Date time:2015-12-26 05:37:35 Favorite:80 Score:1
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自分の持っている技術・知識・経験を開発途上国の人々の生活向上のために役立てたい
という強い志を抱く青年たちを海外に派遣する公的機関が日本にはあり、
その名称を国際機構(JICA)という。
国際協力機構は、開発途上地域などの経済及び社会の発展に寄与し「人を通じた国際協力」
の促進を目指して活動している。
そしてその活動の一部として、
ボランティア精神あふれる青年の情熱を受け入れ組織しているのが「青年海外協力隊」である。
青年海外協力隊へ公募できるのは、20歳から39歳までの男女だ。
試しにJICAのホームページをのぞいてみると、青年海外協力隊が初めて派遣されたのはラオスだった。
そして現在、75カ国に総計2614名(男987名、女1627名=2008年1月末現在)
の青年海外協力隊員が派遣されている。
これまで82カ国に、延べ31047名が派遣されたというから、ただ驚くしかない。
そして、派遣分野も、農林水産・加工・保守操作・土木建築・保健衛生・教育文化・スポーツ・計画・行政の
8部門約120職種と多様である。
この8部門からもっと具体的に仕事の内容を拾ってみると、
自動車整備・野菜栽培・看護士・服飾・日本語教育などであり、
特に日本語教育を含む教育文化部門での派遣、全体の半分近くを占めている。
開発途上国からの要請に基づいて、自分の技術や経験を提供し、ボランティアとして
活動する青年海外協力隊は、一見すると、華やかなイメージに満ちているが、実態はそうではない。
専門能力や語学の高い能力はもちろんのことだが、なによりも重要なのは健康状態である。
せっかく厳しい選考試験に合格しながら、健康診断の結果に問題があるため
任地に赴くことができない青年も少なくないのである。
厳しい試験を通り抜け、現地の環境に耐えるだけの身体能力があることを証明し、
語学能力をデモンストレーションし、派遣前訓練を経て、やっと援助する相手国の公的機関に配置される。
それは、容易なプロセスではない。
まさに開発途上国の人々のことを真剣に考える青年にして初めて可能な努力である。
日本の生活環境をは大きく違うアフリカや中南米にでも、
ものともせずに赴任していく青年海外協力隊員の派遣期間は、原則として2年間である。
もちろん、その業務はとうてい遊びがてらで、できるものではない。
すべてがそうではないにしても、過去のデータは、任地で
肝炎や風土病、強盗や誘拐、さらに飛行機事故などにあう可能性が低くないことを示している。
緊張感をなくしたら、それまでだ。
そして、幸い無事に帰国しても、彼らの再就職は特に保証されているわけではない。
それでも、多くの人が青年海外協力隊に公募するのは、
開発途上国の人々のことを大切に考えているからである。
それがボランティア精神でなくてなんだろうか。
ここで少し話を変えてみよう。2008年4月、
イギリスのBBC放送は世界に良い影響を与えている国として、
日本とドイツを挙げた人が最も多かったとする国際世論調査結果を発表した。
このニュースを聞いた時、ふと青年海外協力隊のことを思い出した。
JICAの青年海外協力隊や、その年長者版のシニアボランティア(40歳から69歳)、
そして海外で大きな自然災害などが発生した時に派遣される国際緊急援助隊などの活動が
良い影響として認識されたのではないかと。
2008年春、新しい青年隊の募集人数は約1400名である。
また新しいボランティアたちが誕生し、世界に出かけていく。
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